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オーバーホール / 左サイドの組立

洗浄

左サイドのパーツは以下の通りです。
① Side Plate Left
② Return Spring
③ Ball Bearing
④ Retainer
⑤ Cast Control Cap
⑥ Base Washer
CRCはプラスチックに良くないという話を聞くことがありますが、概ねKURE 5-56のことを指しているようで、これは乾燥しないタイプのオイルです。先にお話しした通り(こちら)、私は乾燥するタイプのクリーナを使っていますので気にせずプラスチックにも使っています。
①左サイドプレートのプラスチック製ギヤは分解せずにそのまま洗浄します。ギヤの歯の方向に沿って丁寧にブラッシングします。クリックのパーツも分解しようと思えばできそうですが、写真の通り②リターンスプリングのみ外してフリーに動く状態で洗浄します。
 
③ボールベアリング はラバーシールタイプで内部の洗浄が難しいため、パーツクリーナを使わずにティッシュで外を拭きます。
 
写真では見えませんが、⑤キャストコントロールキャップの内側にOリングが入っているので良く洗浄します。⑥ベースワッシャは同じものが3枚入っています。順番は気にせずに洗浄します。
 

潤滑と組立

綿棒を使ってクリック機構のパーツとプラスチック製ギヤにグリスを塗ります。その後、②リターンスプリングを組み付けます。このリールの中でもっとも強いスプリングなので、飛ばさないように特に注意してください。参考までに私はスプリングの一端を引っ掛けて指で押さえ、他端にマイナス精密ドライバを掛けて組み込むようにしています。
 
③ボールベアリング の両面にオイルを1滴ずつ落とします。ラバーシールがあるため内部に浸透しにくいかもしれませんが、少し時間をおいてからベアリングを回して余分なオイルを拭き取ります。①左サイドプレートをひっくり返して③を入れ、④リテーナで止めます。④はC型スナップリングですので、飛ばさないように注意して組立てます。
 
⑤キャストコントロールキャップはメカニカルブレーキを調整するキャップで、内部のオイルが染み出ないようにOリングが入っています。摩耗を防ぐためにこのOリングに薄くオイルを塗ります。⑥ベースワッシャ1枚1枚にオイルを塗り、重ねて⑤に入れて締めます。
 
最後に①左サイドプレートをメインフレームに組み付け、3本のネジを均等に締めて左サイド完成です。私の場合、ネジの汚れを軽く拭き取る程度で油分が残ったまま使っています。完全に脱脂洗浄するよりもわずかに油分があったほうがネジの軸力が発生し易くなります。
 

左サイドのパーツ


左サイドプレート完成


左サイド組立完成

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