洗浄
クラッチのパーツは以下の通りです。
① Break Plate
② Spring (Press Arm)
③ Spring (Lock Arm)
④ Pinion Gear
①ブレーキプレートは可動部が多く複雑な機構ですが、分解できないところがほとんどなので、クリーナーを隅々まで吹き付けて丹念にブラッシングする必要があります。古いグリスが隙間に固まっている場合はつまようじを使って綺麗に取り去ります。洗浄後の拭き取りも綿棒で丁寧に行ったあと、つまようじの先にティッシュペーパを巻いて、隙間を拭き上げます。
④ピニオンギヤは歯やクラッチ部の古いグリスを丹念に洗浄します。
潤滑と組立
①ブレーキプレートに関して、パーツクリーナーが乾いたことを確認してから可動部の摩擦面すべてにグリスを塗布します。プレスアームを何度もON/OFFさせながら塗り忘れがないように注意します。プレスアームを押し込むときに重かったり、戻りが悪ければどこかにグリスを塗り忘れていると考えてください。
次に②、③のスプリングを組み込みます。組み込むときは伸ばし過ぎたり、外れて飛ばしたりしないように注意してください。その後①ブレーキプレートを裏返して、ブレーキドラムの内側に油分が残らないように、綿棒で再び拭き取りを行います。
最後に④ピニオンギヤにグリスを塗布し、①に組み込んだ状態でメインフレームに搭載して終わりです。メインフレームに対してはまだネジで固定されておらず、乗せただけの状態になります。
クラッチのパーツ
クラッチの組立完成
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