ここでは分解手順についてお話しますが、あまり細かいことは説明しません。マクロ的な手順といくつかの注意点にフォーカスします。後述の組立手順のページを見ていただくと、分解の詳細手順が理解しやすいと思います。
分解手順
1. ハンドル部を分解する
2. 右サイドプレート部を分解する
3. ドラグ部を分解する
4. メインギヤ部を分解する
5. クラッチ部を分解する
6. スプール部を分解する
7. 左サイドプレート部を分解する
8. レベルワインド部を分解する
分解した状態を写真に示します。分解する際の注意点を次にお話しします。
順番と表裏がわかるように並べる
パーツは分解した順番に並べておくのが基本です。さらに組み込まれていた表裏がわかるように置きます。私の場合は表裏があるパーツはハンドルがある右側を表(上向き)にして置くようにしています。特にドラグに使っている2枚のディスクスプリングは表裏を間違えるとドラグ調整の敏感度が全く違ってしまいますので注意が必要です。
飛ばしやすいパーツ
分解する時に飛ばして無くしやすいパーツは以下の通りです。力を加えた時に急にはずれても飛ばないように、片手できちんと抑えながら外すのが鉄則です。また、万が一飛んでしまっても探せるように、作業場所の周辺や床は事前に整理整頓しておくべきです。
1. コイルスプリング:クラッチ、クリックに使用
2. E型スナップリング:ハンドル抜け止めに使用
3. C型スナップリング:スプール用左側ベアリング固定に使用
コイルスプリング
E型スナップリング
C型スナップリング
序論 |
---|
ヒストリー | 時計工場「ハルダ」|ABUの誕生|スウェーデン初のリール|Ambassadeur5000の誕生|大型リール登場|ABU年表 |
---|
メカニズム | パーツ数から見る7000シリーズ|7000ドライブシステム概説|ドラグ調整|ハンドル逆回転防止|スプールフリー|アンバサダーのギヤ|ブレーキの仕組み|クリック|レベルワインド|自動二段変速ギヤ |
---|
パテント |
---|
ラインナップ |
---|
Carpmaster |
---|
Record1500 |
---|
オーバーホール | オーバーホールとは|必要な道具|分解手順と注意点|潤滑剤の使い分け|レベルワインドの組立|左サイドの組立|スプールの組立|クラッチの組立|メインギヤの組立|右サイドの組立|ハンドルの組立|7000CL中古品 (2024年)|7500C3JSP中古品(2024年) |
---|
リペア |
---|