生き餌と加工餌 / PVAバッグ
PVAバッグは国内でも簡単に入手できるようになりました。状況に応じて色々な餌を入れることができますので、私もよく使っています。具体的な使用例を紹介したいと思います。
私が使用しているPVAバッグは、幅10cm、深さ15cmのLサイズです。基本的な使い方は、バッグの半分程度まで餌を入れ、バッグの口から二股に引き裂いて二度結びます。空気抜きのためにバッグの底の両側隅部を挟みで切り落とし、結び目のところをハリに引掛けて投入します。PVAを扱う際は、乾燥したタオルでよく手を拭いてから触れるようにして下さい。PVAバッグは水中に投入した場合、数秒から10秒程度で溶けます。
写真はフックベイトにボイリーを使った場合で、PVAにはボイリー数個と大粒のペレットを入れています。ダンゴにしにくい餌を寄せ餌に使いたいときにPVAバッグは役に立ちます。しかし、利根川などのように水深が深く流れが強いところでは、餌が着底する前にPVAが溶けて餌が中層で流れてしまう可能性が大きいので、止水域や流れがゆるいところで使うようにしています。錘ごとPVAバッグに入れて確実に着底させるやり方もあるようです。
干し芋、ペレット、鯉にこれだを入れた次の写真は、フックベイトに干し芋を使う時のPVAです。中には干し芋10個程度と大粒ペレット、丸キューの「鯉にこれだ」を入れています。「鯉にこれだ」を入れてもPVAは溶けることはありませんが、干し芋の乾燥が甘いとPVAを縛っているうちに溶け出してくるので注意してください。コーンを入れる場合は、粉末の餌をまぶして水分を十分に吸わせてから入れます。