SASAME/CARP'N BOIL FD
ロングシャンクのダウンアイフックです。鈎先が繊細なせいか、カエリが比較的多いようですので、シャープナーで整える必要があります。ひねりは入っておらず、素材径はNo.2の場合で1.15mmと標準的です。鈎先からシャンク間のふところは約10mmです。No.2の全長が約25.5mm
SASAME/CARP'N CARPING
カープフックのアップアイタイプです。カーブシャンクでひねりが入っています。鈎先の切れは抜群に良好ですが、時々カエリがあるものが混じっていますのでシャープナーで整えた方が良いでしょう。No.6のサイズで素材径が1.0mmと細軸です。同社のカン付丸セイゴに似た形状ですが、アイの角度が異なります。
SASAME/CARP'N THINNER'S
ワイドゲイプのアップアイタイプです。No.1サイズで素材径が0.9mm、カープフックの中では最も細い部類になります。ひねりが入っています。小鈎、細軸のニーズを満たしてくれる鈎です。No.1のふところは約9mm、全長約22mm。鈎先の切れは抜群に良好ですが、カエリがあるものが混じっています。
SASAME/CARP'N BOIL GX
CARP'N BOILシリーズのRXが細軸タイプに対し、このGXは素材径が最大のNo.1で1.15mmと標準的です。また鈎先角度が内向きなのもRXとの違いです。ひねりが入っていますが角度が浅めにできています。鈎先の切れについては、カエリ(先端の曲がり)がある甘いものが混じっていましたので、シャープナーで鈎先を整える必要があります。
SASAME/カン付丸セイゴ
カープフックのアップアイは日本では流通量が少ないのですが、カープフックに近い形状のこの鈎は、比較的入手しやすようです。ひねりが入っています。鈎先の切れが甘いものが混じっていますので、シャープナーを使ったほうが良いでしょう。10号から20号まであり、きめ細かい選択が可能です。18号の素材径が1.15mmです。
SASAME/CARP'N BOIL RX
ダウンアイのカープフックでヒネリが入っています。鈎先の切れが抜群に良好です。サイズはNo.1から4まであり、最大のNo.1がチヌ7、8号相当のサイズです。素材線径はNo.1の場合でΦ1.0mm。これはチヌと同等で、カープフックとしてはかなり細い部類です。
SASAME/CARP'N BOIL ST
カーブシャンクでダウンアイタイプです。ひねりのないストレート。サイズはNo.1から4まであります。最大サイズのNo.1が素材線径Φ1.1mm。鈎先の切れは良好ですが、時々切れの悪いものが混じっていますので、シャープナーを使ったほうが良いでしょう。
SASAME/CARP'N MASTERY
ストレートアイで、ヒネリが無いワイドゲイプタイプのカープフックです。サイズはNo.1から6まであり、No.1が最大です。全体の形状はBOIL RXに似ていますが、軸が少し短めにできています。素材線径はNo.1の場合でΦ1.2mmであり、RXよりも太くできています。
SASAME/豪鯉のませ
2008年の発売。13号から20号までのラインナップです。18号で素材線径が1.46mmですから、標準的な太さです。鈎先の切れは、フカセと同じでばらつきがあり、平均的に切れが甘い部類に入るような気がします。形は癖のない、素直なカーブをしています。
SASAME/豪鯉喰わせ
2008年の発売。製造が終了した「巨鯉喰わせ」の後継商品で、?型の特徴的な形をしています。18号から24号までラインナップされていて、18号の素材線径が1.26mmです。18号が大きさ的にはチヌの8号と同等で、軸を少し長くした程度です。この鈎も、切れが甘い物が多いようです。
SASAME/カン付豪鯉吸い込み
2008年の発売。18号から24号までのラインナップです。「豪鯉吸い込み」に環を付けただけかと思いましたが、実際は鈎先の向きや軸の長さが違うようです。18号で確認した限りでは、鈎先の切れは抜群に良いようで、非常に気に入っています。18号が素材線径1.26mm。
SASAME/豪鯉吸い込み
2008年の発売。18号から22号までのラインナップです。22号が素材線径1.67mm。チヌ11号と同等ですが、軸をチヌよりも少し短くした形状です。18号と22号でチェックしたところ、鈎先の切れは「カン付き豪鯉吸い込み」と並び、鯉鈎の中ではトップクラスの切れで、非常に優れています。
SASAME/フカセ
鈎先角度、フトコロの広さなどバランスのとれた形ですが、素材線径がやや細身です。 鯉仕掛けには18号、アオウオ仕掛けには20号を使用しています 。鈎先の切れ具合が、一本一本ばらつきがあるのが弱点です。使用する前に切れをよくチェックしておいた方がいいでしょう。
SASAME/巨鯉吸い込み
鈎の形は、GRAN鯉吸い込みと全く同じで、見間違うほどです。ただし、メッキが大きく異なり、ややツヤなしブラックのGRANに対して、この鈎は光沢のある薄ブラックのメッキで仕上げています。サイズは18号から22号まで1号きざみにラインナップされています。際立った特徴がないところが、むしろバランスのとれた鈎であることの証しとも言えるでしょう。
SASAME/巨鯉喰わせ
?型をしているのが特徴で、軸は極めて太く丈夫にできています。おそらくネーミングに鯉と入った鈎の中では、最も素材線径が太いと思います。これは徹底して強度にこだわった結果であり、ハリの形状も強度にこだわっています。フッキングした後を考えると、ふところの一番下が力点と考えられ、力点とチモトとハリスが素直に一直線になる形状がこの鈎の?型です。
GAMAKATSU/管付鯉鈎
鯉鈎のストレートアイです。サイズは8号から最大12号まであり、ひねりはありません。鈎先の切れはきわめて良好。12号で素材径が1.16mm、フトコロ強度9.38kgf(いずれもメーカー値)。ナノスムースコートというフッ素コートが施されています。ワイドゲイプのカープフックという位置付けになります。
GAMAKATSU/カン付伊勢尼
伊勢尼のストレートアイです。サイズは5号から最大14号まであり、ひねりがついています。鈎先の切れは良好。12号で素材径が1.2mm。かつて吸い込み仕掛けに使われた伊勢尼ですが、ヘアリグの使用に伴ってカン付きを使用するようになりました。ワイドゲイプのひねり付カープフックは入手困難ですが、この鈎はそうした要求に最適です。
GAMAKATSU/鯉角ヒネリ
ほぼ伊勢尼と同等の形状をした短軸鉤です。故小西茂木氏の著書において、フッキング時の鈎先角度の観点から長軸鉤の優位性を唱えていることもあって、ぶっ込み釣りでは今ひとつ人気がありませんでしたが、国内では伝統的に鯉鉤といえば短軸です。鈎先の切れはやや甘い感じがします。
GAMAKATSU/管付チヌ
管付はあらゆる結び方に対応できるため、愛用している人が多いようです。がまかつでは、管付チヌを最大12号までラインナップしています。鈎先の切れ、全体の形状、強度などいずれも申し分なく、常に信頼して使うことができます。ただし、この鈎を取り扱っている店が少ないのが難点です。
GAMAKATSU/チヌ
鈎先の切れの良さで吸い込み仕掛けが主流の時代から鯉師に人気のあったチヌ鈎です。かつては一番大きいサイズでも10号までしかありませんでしたが、がまかつより11号と12号が追加発売されました。 チヌ12号がフカセ18号相当の大きさで、喰わせ鈎として十分な大きさです。
GAMAKATSU/デカゴイ
チモト近くの内側にはV溝、外側にはギザギザが切られていて、ハリスのずれを防止する形になっています。さらに、イケ先(カエシから鈎先まで)が強く平打ちされ、曲げ強度を上げていますが鈎先はシャープです。サイズ13号から17号まであり、17号がチヌの12号相当。素材線径は17号でΦ1.77mmと太めです。やや高価が欠点。
GAMAKATSU/管付大鯉
大鯉のネーミングをしながらも、「カン付きソイ」のメッキを黒にしたものであることを包装材に明記しています。いさぎよさを感じる一方で、がまかつのソイ鈎に関する自信も伺えます。サイズは18号、19号、20号の3種類のみです。20号の素材線径がΦ1.56mm。カン付きソイのメッキはシルバー色ですので、この鈎に移行し易いでしょう。
GAMAKATSU/鯉海津
ネーミングは「鯉海津」ですが、通常の海津との違いはメッキのみで、機能上の差はないようです。鈎先が繊細でキレも良好ですが、鈎先が曲がりやすく頻繁に交換が必要です。この鈎は、形が原因で時々複雑な刺さり方をして鯉に大きなダメージを与えるため、最近ではあまり使わなくなりました。サイズは11、13、15、17、20号の5種類です。
GAMAKATSU/伊勢尼
市販のラセン付き吸込み仕掛けには必ずと言っていいほどこの伊勢尼が使われています。短軸鈎の代表格とも言えるポピュラーな鈎です。12~15号程度が一般的です。
GAMAKATSU/ソイ
ささりの深さも問題なく、しかもカエシも比較的大きいため、ペンチを使ってもなかなか鈎がはずれないこともあります。太めにできており、かなり丈夫ですが、キレがやや甘いような感じです。
EURO CARP/Long Shank
ロングシャンクでダウンアイタイプです。ひねりはなく、色はカモフラージュです。鈎先の切れは良好です。No.4、6の2種類あり、No.4の素材径が1.2@mmです。他社のフックは黒色メッキが主流ですので、目立たない色にこだわる人には同社のつや消しカモフラージュが最適です。
EURO CARP/Wide Gape
ふところが広いワイドゲイプです。ダウンアイタイプ。ひねりはなく、色はカモフラージュです。鈎先の切れはやや甘いようです。No.2、4、6の3種類あり、No.2の素材径が1.3mmと、他社の同タイプよりも太くなっています。
EURO CARP/Down Eye
カーブシャンクのダウンアイタイプです。ひねりはなく、色はカモフラージです。鈎先の切れは良好。No.2、4、6の3種類あり、No.2の素材径が1.1mmで細い部類です。他社の同タイプに比べ、ふところが広めにできているのが特徴です。
NG CARP/TW
TWはツイストの意味で、カープフックにおいては数少ないひねりが入ったタイプ。ダウンアイです。鈎先の切れは良好。サイズはTW−1、2、4の3種類あり、一番大きいTW−1で素材径1.4mmです。ふところの広さやシャンクの長さなど、全体的にバランスのとれたタイプです。
NG CARP/STD
STDはひねりのないストレートタイプでダウンアイです。ロングカーブのシャンクで、鈎先の切れは良好。サイズはSTD-2と4の2種類あり、STD−2の素材径が1.4mm@です。ボイリー以外の餌として、コーンを直接鈎につける場合は、こうしたシャンクが長いタイプを使っています。
NG CARP/ST
STはSTDと同じ系列ですが、アイの形状以外にもシャンクのカーブも若干違います。ひねりはありません。鈎先の切れは良好。ST−1、2、4の3種類あり、素材径はST−1で1.4mmです。個人的にはダウンアイにあまりこだわらないので、このストレートアイを選択することが多いです。
NG CARP/LS
ロングシャンクで、ふところ(ゲイプ)が狭くできています。ダウンアイでひねりはありません。鈎先は切れが良好です。サイズはLS−1、2、4、6の4種類あり、LS−2の素材径が1.2mmです。ハリスのテンションを効率よくフッキング力に変えたいとこだわる人にとっては理想的な形状です。
NG CARP/WG
ふところが広いワイドゲイプで、ストレートアイです。ひねりはありません。特筆すべきは鈎先の切れで、抜群に良好です。サイズはWG−3、4、5の3種類。WG−4で素材径が1.1mmです。鈎先の向きがシャンクと並行なのが特徴的です。
OWNER/カーピングC-5
ボイリー専用、伊勢尼型と明記しています。ストレートアイで、ひねりはありません。#1・#2、#4、#6の4種類で一番大きい#1の素材線径が1.26mm、#2が1.07mmです。鈎先の切れは平均的に良好ですが、ばらつきが大きいようです。甘さが気になる場合はシャープナーを使ったほうが安心です。
OWNER/カーピングC-6BL
ボイリー専用、伊勢尼型ですが、C−5にはない平打ちが施されていること、そしてバーブレスであることが特徴です。ストレートアイで、ひねりはありません。#1・#2、#4、#6の4種類で一番大きい#1の素材線径が1.26mm、#2が1.07mmです。鈎先の切れは全般的に良好ですが、時々甘いものが混じっていますので注意が必要です。
OWNER/カーピングC-8
ヘアリグ用のカーブシャンクフックです。#2・#4・#6の3種類のサイズがあります。#2の方が大きいサイズで、素材線径1.16mm、胴長32mm、幅11mm。ひねりが入っています。鈎先の切れは中程度。胴長は他の鈎と同等ですがふところが3分の2程度のため、全体的に細長い形状です。
OWNER/黒ふかせ鈎
18号で素材線径が1.36mmと細い鈎です。鈎先の切れは申し分ありませんがヒネリがないので、ここが選択のポイントになると思います。カエシは小さめで、鯉のダメージが少なく済みます。サイズは最大20号までありますが、鯉仕掛けでは18号を使っています。
FOX/S1
ロングシャンクでふところ(ゲイプ)が狭くできています。ダウンアイでひねりはありません。鈎先の切れは抜群に良好です。Size4の場合の素材線径が1.1mmで、カープフックの中では最も細い部類です。このシリーズ(S1〜S4)の表面処理はつや消しの黒。日本製の逆輸入品のため、S1〜S4すべて非常に高価なのが難点です。
FOX/S2
典型的なワイドゲイプの形状です。ストレートアイでひねりはありません。鈎先の切れは良好です。Size2の場合の素材線径は1.3mm、鈎先からシャンク間のふところは約11mmです。
FOX/S3
カーブシャンクのストレートアイで、ひねりはありません。鈎先の切れは抜群に良好です。Size2の場合の素材線径は1.1mmで、カープフックの中では最も細い部類です。個人的にはシリーズ(S1〜S4)の中で最も使いやすい鈎です。
FOX/S4XS
ストレートシャンク、ストレートアイでひねりはありません。鈎先の切れのばらつきが大きいので、よくチェックして必要ならシャープナーを使ったほうが良いでしょう。Size2の素材線径は1.3mm。
GRAN/鯉吸い込み
以前GRANから発売されていた「巨鯉吸込み」とは、ふところのカーブが若干変わって素直なアールになっています。ネーミングだけの変更ではなく、モデルチェンジしたようです。錆びやすいという問題も解消されています。サイズは15号から24号まであり、私は20号を使用しています。これは、チヌ12号相当の大きさですが、素材線径はチヌより細身です。