MCF Japanの掲示板をかつて運営していましたが、その中で寒鯉の餌に関する相談がありましたのでここに掲載します。
相談者:市川市民さん
年末に隅田川にチャレンジいたしますが皆様に質問いたします。
私の場合、「ゴカイ」を掘りに行く事が出来ないので近所の釣具屋さんで購入しようと思い何件か聞きに行ったところ「ゴカイ」がなかなか売ってません。(ある時と無い時があります)最悪売ってない場合「青イソメ」を使ってみようかと思いますが、過去に「青イソメ」を使った事ある方いませんか?または「青イソメ」についてどう思いますか?
回答者(1):ぼらひでさん
一般的に言われている事をお答えします。
まず、餌の件。売っているゴカイは国産と輸入物があります。一般的には国産のモノが良いとされていて、当然値段は高いです。輸入物はまったくとは言いませんが食いは悪いです。購入するときに国産か輸入モノか確認した方が良いと思います。良心的な店舗なら必ず採取地まで教えてくれるはずです。青イソは輸入ゴカイと同じ様な食いで、フッコやハゼ狙いで青イソを使っている方に鯉が来たと言う話しは聞いたことはありますが、鯉専門に狙うなら効率は悪いと思います。
また、餌と同じくらい釣果に影響があるのがゴカイの産卵時期です。産卵はバチヌケと言われ、この世のモノでは無いくらい幻想的な世界です。バチヌケ中に鯉はもちろん他の魚も腹一杯ゴカイを食べていると言われ、バチヌケ後数日間はまったくといって良いほど釣れない事もあります。
ゴカイの釣果は潮周りとエサの2つの条件が上手く重なったときに爆釣となるようで、どちらか一方の条件が悪い時は苦戦する事が多いように感じます。
回答者(2):深田さん
隅田川の餌の件ですが、青イソメでは釣れません。ミミズもしくはシジミの半茹で身だけを針に目一杯に付けてみたらいかがですか?こっちの方が可能性が高いです。ゴカイにはかなわないですけど。ゴカイでの鯉釣りに関してはぼらひでさんの説明で完璧です。参考になさって下さい。
ぼらひでさんと同じく私も荒川での鯉釣りが一番好きです。
回答者(3):ナメさん
今年は青イソメのエサ釣りで鯉やニゴイが掛かる事が結構ありました。。確かに釣れる事は釣れますが、やっぱりゴカイが一番でしょう。ゴカイの地物はなかなか入手が難しくなりつつある様で、私の居住地域の釣具店の90%以上は現在、ゴカイの取り扱いをしておりません。私が記事を寄稿している編集長に伺った所、東京湾では荒川河口で少量採れる程度で、国産のほとんどが三河湾産の物だそうです。しかし、輸入物の方が圧倒的に多いそうです。だいたい輸入物は青イソメと同じ値段で、国産の物はそれより100~300円ほど高いそうです。。まだ、京葉道路が海沿いを走っていた頃はゴカイはもとより東京スナメ(スナイソメもしくはチロリ)という虫餌も良く獲れたそうです。これも現在の東京湾では全く採れず、三河湾や鹿児島の錦江湾で極々少量が採取されるだけでほとんどは輸入に頼っているそうです。。まあ、当地でゴカイを扱わない理由は、鯉釣り人口そのものが少ない上に「鯉はミミズ、芋、食パン」という先入観を持っている人が多いためにゴカイを取り寄せても売れないからだそうです。 ハゼ釣りが盛んな時期に一時的に入荷する事は少数の店舗で見受けられます。
回答者(4):トム石井さん
輸入ものと地元産ではやはり、匂いが違うのでしょう。荒川で採取したものには荒川の匂いが、江戸川では江戸川臭とでもいうのか?・・・エサの鮮度なども関係があるのは当然でしょうが、その水系に生息してる生物は当然そこにあるエサを食べてる訳ですから。青イソメに関して、江戸川や利根川では使ってましたけど外道は食ってきます。当然鯉も食べると思いますが、やはりその地域で実績の高いエサには勝てませんネ!ただゴカイと比べると投入時の身切れが殆んどないので使い易いエサなことは確かです。
相談者:市川市民さん
皆様の貴重な意見ありがとうございました。
やはり青イソメは微妙ですね、あれから友人知人にいろいろと情報提供いただきまして、とりあえず「ゴカイ」を平均的に売ってる店紹介してもらいました。地元産の「ゴカイ」ではありませんがそれを購入して年末にチャレンジいたします。ありがとうございました。