2017年4月23日 多摩川で本日5本 miO
この春先も何かと慌ただしく過ぎ去り、満開の桜を楽しむ間も無く気がつけばもうすぐ大型連休である。多摩川はすでにベストシーズンに入っていることは百も承知だったが、やっとの事でスケジュールと天候が両立したのが23日の日曜日。いつもよりも早く目覚めて出発する。干潮の前後に狙いを定めて竿を出すことにした。
一投目は7時半。カープオンリーの赤虫とシーフードのボイリーをシングルで一本ずつ投入する。待つこと2時間。潮の動きが大分鈍くなったところで仕掛けを回収して二投目。今度は二本ともパイナップルバナナのボトムと半分に切ったポップアップのダブルで上げ始めを狙う。
そしてその後1時間余り、ついにリールのクリック音! 水深が浅いため鯉はひたすら水平に走り、ラインが止まらない。竿を手にして走りを止めるようにフッキング。バラシが少ないカン付伊勢尼12号を使っているだけに、心地良い糸鳴りを聴きながら存分に引きを楽しむ。ランディングしたのはネットフレームサイズにわずかに足りない丸々とした鯉だった。
リリース直後、もう一本に当り!さっきよりも手応えは軽いが、サイズ的にはそこそこいい感じである。この川の鯉としてはお腹周りがすっきり系の部類。記念撮影後に時計を見るともうすぐ12時である。昼頃までのつもりで来たのでそろそろ撤収しようかとも考えたが、連続して当ったことからまだ群がいる可能性にかけてもう少し様子を見ることにした。
今日は予想気温を少し上回る温かな天気。子ども連れのお父さんが何組か散歩がてら河原にやって来た。そう言えば、最近は子どもと一緒に釣りをするお父さんを見かけることがない。アウトドア離れが進んでいる証拠なのだろうか?
期待通り30分後に3本目の当り。この日の最重量級だがさっきよりもサイズはやや控えめか。「写真映えする体型なんだろうなぁ・・・」と思いながらも、次の当りに備えて撮影なしでリリースする。その後さらに30分おきに2本当りがあって、本日5本の釣果。そこそこの型が揃っているため、年間を通して狙えばさらに良い型に巡りあう可能性が高いエリアである。ベストコンデションに助けられたとはいえ、当たりのパターンを少し掴みかけて来たか? 今シーズンますます楽しみな多摩川である。