いよいよ水郷デビューしました。比較のために小笠原も出すことにします。ピトンを立てた後、竿を一本ずつ出してピトンに掛けていきます。先に小笠原で感覚をリセット。次に新鋭を伸ばして錘を下げ、持ち上げた瞬間・・・ザワッとした感覚。今までに感じたことのない上品なしなやかさ!神経が通っていない柔らかさとは違い、穂先まで神経が通り芯の強さがあるしなやかさ。前回までのフィッシング・ラボの解析結果から概ね予想はしていましたが、いざ体感すると異次元の感触にザワッと体が反応します。
さっそく底探り。この釣り場は沖から手前までゴツゴツした一級ポイントです。小笠原はゴツゴツと手元にダイレクトに響く感じです。一方、新鋭は路面の振動を吸収する高級車の感覚。コツコツとした振動でなめらかな響きです。
さらにPVAバックに目一杯餌を詰め込んでキャスト。小笠原は竿の剛性でビューン!と言う感じで振り抜きますが、新鋭は振り始めは一瞬ディレイがありその直後に竿全体の反力でキュイ〜ン!ディレイがあるため強く振ってしまうとPVAを引きちぎるほどの反力が発生します。実際二度目のキャスティングで引きちぎってしまいました(笑)。
キャスティングの時にガイドの違いを意識しましたが・・・あまり遠くないポイントにキャストしたので、ラインの送り出しや飛距離の差は感じられませんでした。この大型ガイドが本領を発揮する使い方をする場面に遭遇したらレポートしたいと思います。
ピトンにセットして改めて竿の表面を眺めます。新鋭は横から見ると紫のラメ、正面に立つと青っぽいラメに見えます。どうやら太陽光の反射が強い角度から見ると紫に見えるようです。この塗装はダイコー時代からの御家芸です。
デビュー戦では残念ながら釣果をあげることができませんでした。実釣の感触は良型をあげた時に譲ることにします。
最後に新鋭の竿袋を紹介します。写真は左からストレートロッドケース、タモの柄、小笠原2本、新鋭3本です。小笠原は自分で購入したニットの袋を使っています。新鋭はガイドが大きいので純正の竿袋を使った方がガイドを保護しやすいと思います。ただし写真でわかるように幅が結構広くできています。厚さは竿一本分で薄いものの、小笠原よりもはるかにスペースが必要になってしまいます。
今回はこのロッドケースに写真の竿を5本収納し、タモの柄は外のポケットに差し込んでいます。これを機にもう少しゆとりのあるロッドケースを探していますが、ストレートのロッドケース自体種類が少なく、しかも写真のロッドケースのブランドが今は存在しません。しばらく時間をかけて探すつもりです。