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生き餌と加工餌 / ゴカイの採取

汽水域の寒鯉釣りの餌として、ゴカイはポピュラーです。しかし、最近ではなかなか市販されていないのも実状です。荒川の近くに住む並継のこぶちゃんに、ゴカイの採り方を書いてもらいました。参考にしてください。
 

(1)準備するもの

・柄が付いた目の細かい網
・ヘッドライト
・ふた付きのバケツ
・長靴
 
網に関して私は網戸の網で自作し、磯タモ用の柄を使っています。柄は長いほうが使い勝手が良く、短いと腰が痛くなってしまいます。ゴカイ採りは深夜になるため、ヘッドライトも必需品です。その他に、バケツ、長靴も用意する必要があります。

 
(2)バチ抜けの時期と時間帯

時期は12月後半から2月中旬にかけて、大潮の後の中潮から小潮です。時間帯は深夜22時頃から始まり、引き潮に乗って下流へ流れる様に泳ぎます。

 
(3)場所

汽水域で、川底が泥で遠浅の場所にいます。水が引き切ると底が見える場所です。
 

(4)注意事項

・ホームレスの住まいには近づかない。
・岸からでも十分に採れるが、夢中になってあまり岸から遠くまで川に入らない。
・愛煙家の方は、河川敷での喫煙に十分注意。
・河川敷への行き帰りは、なるべく警察官には会わないように。(笑)
 
河川敷にお住いの方が多いので、その方たちの安眠の妨害にならないようにしてください。つまらないトラブルは避けたいものです。
安全面では、第一に岸からあまり遠くまで川に入らないように特に注意してください。夜の川で足がぬかるみにはまり、抜けなくなったら大変です。ひとりで採りに行ったときは要注意です。第二にタバコの火の不始末に注意してください。冬の河川敷は枯草が多いため、タバコの火で大火災が起こります。私はヘビースモーカーですが、ゴカイ採りの時は、あえてタバコを携帯しません。
最後になりますが、行き帰りに警察官に会わないようにしましょう。職務質問される恐れがあります。別に悪いことをしているわけではないのですが、バチ抜けを説明してもわかってもらえない可能性があります。私は、なるべく大通りを通り川へ向かいます。冬の夜中に、バケツ持って長靴はいて網持って・・・傍から見るとかなり異常な格好ですが、変に疑われるよりマシかなっと思っています。もちろん身分を証明するものも携帯して行きます。
 

バチ抜けはゴカイの産卵行動。普段川底にもぐっているゴカイが一斉に水中を泳ぎ出す。

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