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生き餌と加工餌 / ゴカイの保存

ゴカイは保存がむずかしい餌ですが、ここに紹介する方法は二週間程度の保存なら十分通用します。このページも並継のこぶちゃんに書いてもらいました。
 

(1)準備するもの

<必需品>
・発泡スチロールの箱(大きいほど良い)
・新聞紙(箱の大きさにもよるが、朝刊1部で十分)
・川の水(採集場所の物で新しいもの)
・保冷剤(水温上昇防止)
 
<必需品ではないが、あれば使いたいもの>
・エアー(金魚飼育用の小型の物でOK)

発砲スチロールと新聞紙

ゴカイは新聞紙の間に入り込む

(2)保存のポイント

・箱に多くのゴカイを入れない
・新聞紙を入れて隠れ家を作ってあげる
・水温は、低めに調整(5度前後がベスト)
・水質は毎朝チェック
 
ゴカイは土の中の穴に一匹ずつ棲む性質をもっていますので、保存の時も土に代わるものが必要になります。何も無いとゴカイ同士が絡み合って死んでしまいます。そこで新聞紙を入れると、新聞紙の間にゴカイが入って絡み合うことがなくなります。
水温の管理ですが、朝の天気予報で最高気温が10℃を超える日は、ビニール袋に入れた保冷剤を水に入れます。私は塩水を入れて冷凍した500mlのペットボトルを使っています。保管場所は、もちろん北側の日陰。
水質の管理は、水色のチェックと同時に水のにおいを嗅ぎます。一匹でも死ぬと悪臭がします。すると連鎖的に弱り、あっと言う間に全滅してしまいます。朝、少しでも悪臭がしたら、死んでいるゴカイを探し捨てます。そして、水を1/3程度捨てて、汲み置きしておいた新しい川の水を入れます。
 

(3)保存期間と注意事項

上記の方法で、次のバチ抜けまで二週間を目標に生かしておけるはずです。 川の水の汲み置きは3~4日程度までとします(水中のプランクトンの関係?)。あまり長期間汲み置きすると水質が変わり、悪臭がしてきます。 エアーは使わなくても問題なかったのですが、使った方が元気だった様に感じました。
ゴカイは死ぬととにかく臭い。その処理に困ります。バチ抜け(本抜け日)に当たると、30分も採ればものすごい数を採ることが出来ます。しかし、自分の保存キャパを考えて、くれぐれも採り過ぎない様にしてください。全滅した時、その処理には本当に困りますよ!
 
以上、全て過去の苦い経験のもと、現在私が実施しているものですので悪しからず…。

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