今回は、多摩川の橋脚の風景を上流側から順に紹介します。エリアは調布取水堰(河口から約13km)より下流です。写真はすべて東京側から撮影したものです。
丸子橋付近
今回紹介するエリアの最上流に位置する丸子橋付近です。手前のブルーのアーチが丸子橋、その奥が東急東横線です。さらにその奥に調布取水堰があり、潮汐の影響が出る限界域がここです。取水堰の下流側は休日には大人、子ども問わず釣り人で賑わっています。写真でわかるとおりこの付近の水深は浅く、川底が見える状態になっています。
(手前)丸子橋、(奥)東急東横線
東海道新幹線付近
左は横須賀線、右は東海道新幹線です。付近にゴルフ練習場があるため、川岸まで車の出入りがあります。多摩川関連のインターネット情報によると、鯉の平均サイズは河口寄りに比べて小さめのようです。長年ここで釣りをしている人に伺ったところ、冬の方が良型が出やすいとのことです。橋の上流側には短めの消波ブロック帯があります。
(左)横須賀線、(右)東海道新幹線
ガス橋
潮が引いた時に川に降りて撮った写真です。川底が橋脚近くまで見えているのがわかると思います。東京側は付近一帯浅いようですので、対岸の川崎側の方が釣りやすいかもしれません。この橋脚付近では鯉釣りの人を見かけたことがないため、生の情報がないのが残念です。
ガス橋
多摩川大橋付近
写真の左側は多摩川専用橋、右側が国道1号第二京浜多摩川大橋です。多摩川専用橋は電力会社と通信会社専用の橋で、川の中に橋脚はありません。消波ブロックが入っていて、護岸はコンクリートです。写真は満潮時に撮ったものですが、潮が引くと護岸から水面までかなり段差ができますので、長い柄の玉網が必要になります。
(左)多摩川専用橋、(右)多摩川大橋
東海道本線
二本の鉄橋が並んでいて、いずれもJR東海道本線です。橋脚周りは十分な水深がありますが、橋脚より手前は古い鉄橋の基礎と思われる障害物や岩などがあり、取り込みに注意が必要です。この鉄橋は電車が通ると他よりも特に騒音が大きく感じられ、落ち着いた雰囲気とはかけ離れています。
JR東海道本線
京急本線
京急本線の鉄橋は、橋脚の位置が岸に近いところにあります。そのため当たりが出た時に橋脚に回り込まれないように注意して、餌の打ち込みポイントを決める必要があります。上流のJR東海道本線から距離は近いのですが、川岸に沿って移動することはできないため少し迂回する必要があります。
京急本線
六郷橋
第一京浜六郷橋は今回紹介するエリアの最下流の橋です。水中には障害物はなく、橋脚周りから手前に大きなかけ上がりが一箇所あるだけです。シーバスを狙う人が多く、トラブルがないように気をつける必要があります。ゴルフ練習場から川岸に向かう橋の下は駐車場になっていますが、川に近づくに連れブルーテントのハウスが整然と並んでいます。
六郷橋(第一京浜)