4月に入りセカンドハウスの生活が少し落ち着き始めました。第2週の週末は東京で過ごすことになりましたので、多摩川で初めて竿を出すチャンス。天気が良い日は川崎の高層ビル群の間から富士山が見事な姿を見せてくれますが、この日は残念ながら見ることはできませんでした。代わりに目を楽しませてくれたのが桜と地面を一面に覆った淡い紫の草花。多摩川の春の風景がこれほど見事だとは、ここに住んで初めて知ることができました。釣りをしている時に話しかけてくれた地元の年配の方が、この草花は「ダイコンの花だよ」と教えてくださいました。
川崎の高層ビル群
桜と一面の草花が境目なく咲き乱れる
栽培種のダイコンほどは大きくならないそうですが、もちろん食べることはできます。ただし非常に辛いため、その方の場合は市販のダイコンと混ぜて大根おろしを食べることがあるそうです。実際に根っこを抜いて見せてくれたのですが、確かに小さなダイコン。正式には「ハマダイコン」と言って、日本では古くから自生しているようです。その辛さから栽培種にはならなかったのかもしれません。
多摩川に自生するハマダイコン
元々砂浜に自生していたことから「ハマダイコン」と命名されたようです。なぜこれほどまでに多摩川沿いに延々と自生するようになったのかはわかりませんが、桜とともに春の多摩川を彩る美しい野草だと思います。日常の生活環境から至近距離にこうした自然があるため、セカンドハウス生活もまんざら悪くはないと感じます。
花に囲まれて竿をセット
最後に釣りの話になりますが、これからの季節は各所に手長エビ釣りの人が繰り出してくるとのこと。釣り場がかち合わないように、次回からは特に注意して竿を出そうと思います。幸い多摩川に詳しいmmさんから連絡をいただきましたので、いつかご一緒して釣りの活動範囲を広げていきたいと考えています。