2月下旬。朝晩の冷え込みがまだ厳しく、春の到来が待ち遠しい週末を迎えました。土曜日の昼ごろ2時間予定が空いたので、多摩川の釣り場を探索しました。
少し前に買ったママチャリ。見た目は「なんだかなぁ・・・」という感じですが、今の生活ではこれが貴重な移動手段。クルマ生活に慣れたこの体には少しきついかもしれませんが、無理をしないように気をつけながら多摩川に向かって出発!
ママチャリで多摩川の釣り場探索
最初の場所は、河川敷の土手の上からぶっ込み釣りの立てた竿が二本見えるところ。川原に近づいてみると他にもぶっ込み釣りが多くいて、人気スポットのようす。狭い範囲に10人くらいがぎっしり竿を並べています。潮回りは中潮。この時間は下げ止まりの直前。川底を確認するには絶好の時間帯です。
タックルはスピニング派とベイト派が半々くらいです。ちょうど餌の打ち替えをしている方がいて、川の中央付近までの遠投。元々全般的に浅い上に水位が下がっているため、こうした攻め方になっているのでしょう。別の方に「当たりますか?」と尋ねると「当たらない」と即答でした。好条件のスポットではありますが、潮の状態と竿が多いプレッシャーなどが影響しているのでしょうか。釣り人があまり入っていない時に攻めてみたいスポットです。
スピニング派とベイト派は半々程度
川岸を移動。今度は川底がむき出しになっている場所に到着。 下流域ではありますが、川幅に対して水深が驚くほど浅いことを目の当たりにしました。都内の荒川のように手前に駆け上がりがあり、間違っても遠投をしないように気をつける攻め方とは明らかに違ってきます。少なくともこの場所はたとえ満潮でも攻める気がしませんが、この一帯の川底を理解するのに重要な情報を提供してくれる場所です。多摩川は数釣りを楽しむことができるというイメージが一般に定着していますが、型が上がるスポットが限られるのは水量が明らかに関係していると思います。
川幅に対して驚くほど浅い
さらに川岸を移動。しばらく変化のない場所が続きましたが、人工的なストラクチャが突き出している場所が見つかりました。周囲の雰囲気からしてここで鯉釣りをする人はいない感じがします。鯉の気配がないかよく見てみると、水際の泥底一帯に鯉の食み跡。やはりここは集まって来ます。目を凝らすと一匹の鯉が泥を無心で吸い込んでいて、ボコボコ凹みができています。キャパは小さいかもしれませんが、一度はここで竿を出してみたいと思うスポットです。
人工的なストラクチャ
その後しばらく竿を出したくなる場所がありませんでしたが、川の流れが少し変化していて川岸から水際まで降りていける所を見つけました。食み跡は見つかりませんでしたが、ウェーダーを履いて周辺を広く攻めてみたい気がします。
ウェーダーを履いて攻めたい
出発から1時間が経過しました。天気に恵まれ気持ちが良いことと、思ったより体力を消耗しないので、さらに30分ほど先まで探索してから戻ることにしました。河川敷のグランドはどこもいっぱいで、応援に来た家族、犬の散歩など思い思いの休日を過ごしています。帰りは土手の上をゆっくりと走り、予定の2時間ちょうどで帰宅。チャンスがあればさらに遠くまで探索してみたいと思います。今回はこれまで。