２００８年３月２９日（土）大安、天気は快晴。いよいよ納車の日がやってきました。およそ一ヶ月間を費やして、悩みに悩みぬきながら車内改造をした「三菱　シャリオグランディス　スーパーエクシード　４WD　２.４L　４人乗り（改造後）　寒冷地仕様」の完成です。快晴の陽の光に照らされた車のボディーは、表面に磨きキズひとつない完璧な鏡面の仕上がりです。入念に施されたポリッシングと良質なコーティングによって、新車と見間違うほどの光沢を放っています。
 
福田さん：「塗装の表面を手で触ってみてください。ツルッツルでしょ！」
 
タイヤも完璧に磨きあげられ、今まで使っていたタイヤとは思えません。エンジンルームも恐ろしいほどきれいに磨きあげられ、ボンネットを開けた瞬間、「エ～ッ！！」と驚いてしまいました。私が思っていた中古車のイメージとは程遠く、KEN AUTOMOBILEの技術の高さとこだわりが伺えます。
 

  
ナンバーを決める時、あれこれ迷いました。「・・-５１」や「５１-５１」は付けている人が多いし、「・１-００」はなかなか釣れそうもない（笑）。ましてや「・１-１０」は夢の夢だし、警察みたいだし・・・。その他に「・１-６０」も考えましたが、青師でもない私がこんなナンバーを付けるのは恐れ多いと思います。結局自分らしさを意識して、MCFJにちなんだ「６*-**」としました。（ヒント：携帯のキーをじっと見ているとわかります。）一見、何の意味もないようなナンバーですが、自分としては満足しています。
 
車の後に回ると、リヤワイパーの下に小さいけれどちょっとお洒落な「KEN AUTOMOBILE」のステッカーが貼られています。クラウンマークは、福田さんがこよなく愛する「トヨタ　クラウン」にちなんだものです。
 
福田さん：「お客さんが剥がさないようなデザインを目指しました。」
 
車のディーラーのシールだと、すぐに剥がしてしまいたくなるようなものがほとんどですが（ディーラーの方、失礼！）、これだったら大切にしたくなるデザインです。
 

 
リヤを開けてベッドを確認します。運転席を通常のポジションにしたまま、長さ約１.９ｍのベッドが完成です。運転席、助手席を前にスライドすると、さらに広大なスペースが確保でき、靴など汚れた物を置くスペースとして活用できます。収納はベッドの床下ですが、竿、タモ、餌バケツ以外のタックルは、ほとんど収納することができます。
 

  
ベッドを使わないときの収納性も配慮しました。セカンドシート部分のマットは、リヤカーゴの幅にきっちり納まるように長さを決めました。実は福田さんを悩ませた要件のひとつが、このベッドの収納でした。ベッドの快適性と収納性両方を満足するようにした結果、このようになりました。ベッドマットを支持する鉄フレームは、最後部の収納部に引っ掛けるようにして固定します。収納スペースは、実際に物を入れても上部が空きスペースになることが多いため、上に引っ掛けるようにしました。もちろん、走行中にガタつくことはありません。
 

 
釣行中の使い勝手を配慮して、最後部の天井に小物を置くネットをつけました。ネットは、置いた物が下から見やすいこと、軽いものならフックを掛けて好きな位置に吊り下げられることなどの理由で選びました。もちろん車のサイズにぴったり合った形のネットはありませんので、フラットなネットを購入し、カットと折り曲げを福田さんにしていただきました。
 

  
ネットを利用して、リヤカーテンレールも取り付けました。カーテンレールはステンレスパイプを組み合わせたものです。釣り場でリヤを開けているときだけ使うものなので、簡単に組立、分解することができます。ここに、どんなデザインのカーテンを下げるか思案中です。
 

 
運転席とベッドの間を仕切るカーテンレールも付けられるようにしました。レールはリヤと同じようにステンレスパイプを簡単に付け外しできるようしてあります。仕切りカーテンは普段使わないときは邪魔になるため、着脱式にしました。ここのカーテンも現在思案中です。
 

  
サブバッテリーは右後に載せてありますので、３連シガーソケットもその近くに固定しました。途中にLED式スイッチを取り付け、ON/OFFできます。配線は内装カバーの中を通しているため、外からは一切見えません。
 

 
今回の車内改造は私の要件が厳しかったため、福田さんも初トライのことばかり多く、随分悩ませてしまいました。期間は一ヶ月ほどかかりましたが、その仕上がりには十分満足しています。ちなみにこれだけ時間がかかると、普通の業者でしたら中古車の値段よりも高い工賃を請求されますが、こっちが恐縮してしまうほど良心的な工賃しか請求されませんでした。福田さんの心意気に深く感謝します。
 
さて、今シーズンから釣り場で快適に寝るとするか・・・（ん？：笑）。