イワタニ・プリムス　P–171

古くなっても使い続けている釣行アイテムにフォーカスし、気ままに語っていきたいと思います。初回はシングルバーナーです。
 
車中泊釣行を始めた2001年に真っ先に購入したアウトドア用品が、イワタニ・プリムスのP−171です。長年釣り場で活躍し、今ではサビや焦げ付きが起こり写真のような姿になっていますが、一度も故障したことがありません。
 
購入のきっかけは、アウトドアショップに並んだ数あるバーナーの内、もっとも火力が強い点でした。当時は小学生の息子といつも釣りに行っていましたので、泊りがけのときくらいは温かいものを食べさせたいと思った記憶があります。
 

少し話が逸れますが、プリムスの社史によりますと、1892年にスェーデンにおいてPRIMUSブランドの販売が開始され、数々の冒険家に信頼されることで一気に世界に広まったとされています。そんな社史の一幕に、「1996年　PRIMUS最高出力バーナーP–171登場」とあります。シングルバーナーにおける高出力化路線の最高峰というべきモデルと言えます。
 
この出力のおかげで、親子の釣行からオフ会まで幅広く活躍することができました。また、水郷は風が強いことが多いため、風除けを置いても炎が安定しないことがあります。そんなときでもこのバーナーは安心して使うことができます。
 
この炎の上で焼いた宮崎産地鶏、コッヘルで炊いた香ばしいご飯、オフ会のちゃんこ鍋、そして朝欠かせないコーヒー。数々の思い出がこのバーナーの焦げ付きと共によみがえります。
 

スペック

• 型番：P-171
• 出力：4200kcal/h
• 重量：184g（本体）
• 点火：自動点火装置付き
• 収納：ハードケース付き