2017年の春、霞ヶ浦でフリードスパイクの車中泊を実践しましたので結果をお話します。先代の釣行車が2400ccエンジンで、今回が1500ccと大幅なダウンサイジングを行なったので、出発前から持ち物を制限して積み込みました。自動車道を走った感想としてはさすがにパワーが小さくなったことを実感しますが、実走行上は大きな不都合はなく、すぐに慣れることと思います。
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釣り場について路肩に停車させると、車幅はわずか小さくなっただけなのですが、スペック以上に小さくなった感じです。実際のところ車内空間はどれほど確保できたのでしょうか。
第2回でお話した通り、フロントのシートを前にスライドさせて空いたスペースにプラスチックケースを2個置き、その上に板を敷きました。できたベッドが写真の通りです。布を全面に敷き、その上にキャンピングマットを置きました。就寝時はシュラフに入ってこの上に寝ます。実は厚めのエアマットをネットで調査していたのですが、購入前に連休になってしまい、仕方なく物置の奥に仕舞われていた10年以上前のマットを引っ張り出してきた物です。厚さは1.5cmしかありませんが、これで車の凸凹を十分吸収してくれました。つまりそれだけこの車がフルフラットにできているということです。いずれ時間に余裕があるときに、もっと寝心地のいいマットを購入したいと思います。
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次に収納についてお話します。第1回で述べた通り、ラゲッジ床下に釣り具、クッキング用品、電子機器などとりあえず放り込んでみたのですが、釣り場で実際使ってみると改善すべき点が多々見つかりました。その中でも大きな改善点は、クッキング用品と食料をベッド枕下のプラスチックケースに全て収納した点です。一方ラゲッジ床下の空いたスペースを利用して、釣り具、照明・電子機器をここに集約しました。考えてみると、用途ごとに収納場所を分けるのはごく当たり前のことでした。
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この車の内装で便利なもののひとつが、ルーフインサイドレールです。後部座席からラゲッジにかけて左右についている太めのバーです。タオルやハンガー掛けとして使ったり、カーテンをクリップで止めたり、センサ受信機をマジックテープで止めたりと様々な用途に対応できます。カーテンもまたこの車に合ったものをネット検索していたのですが、釣行に間に合わなかったので応急処置的にクリップで使ってみました。車中泊釣行の頻度が少ないことから、当面はこのままでも良い気がしています。
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