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河川湖沼
日本の名河川を歩く 天野礼子

表紙の緑豊かな清流の風景。場所は北海道西別川。日本一の透明度を誇る摩周湖が湧出する地下水から生まれた川である。「日本の川のジャンヌ・ダルク」と称される著者自ら足を運んで国内名河川を厳選し、綴った作品。978-4062722049

川よ 天野礼子

「長良川河口堰建設に反対する会」を結成し、河口堰の真下に立てこもり、阻止しようとした戦闘師。著者は本書について「この本には私の、川を歩いた人生そのものが詰まっている」と語る。師と仰ぐ開高健との思い出も貴重。978-4140804193

きらめく川たち 岡村直樹

15の一級水系について、その流域の文化と歴史、風土を織り交ぜながら川の表情を綴ったエッセイ。思えば本書は私がはじめて手にした「川」エッセイである。このエッセイを読んでいると不思議と心が穏やかになってくる。978-4883023653

目で見るふるさと霞ヶ浦その歴史と汚濁の現状 坂本清

著者は霞ヶ浦湖南の美浦村大山出身。本業は歯科開業医であるが、ふるさと霞ヶ浦の昭和における水質汚濁の状況を記録に残すことで、環境汚染改善活動につながることを祈って編集した記録資料的書籍である。絶版書籍

川を知る事典 日本の川・世界の川 鈴木理生

国内外の川について、地理、治水、環境、文化、行政、そして文化圏ごとの川の役割など、多くの視点から解説している。内容としては地味ではあるが、知識を広めるためにもそばに置いておきたい一冊である。著者は都市史研究家。978-4534036568

大地の川 関正和

元建設省土木研究所員の著者が提唱する自然型の川づくり。行政側の河川技術者が未来像を思い描いて書いた本書は極めて貴重な物と言える。自然保護推進側と行政側双方の立場を理解した上で、あなたならどう考えますか?978-4794205728

水と生命の生態学 日高敏隆

日本生態学会が主催する「生態学琵琶湖賞」を受賞した研究成果(1991〜1999年)を、一般人が読みやすいように紹介。霞ヶ浦・北浦の水環境問題はとても気になるところ。科学的に知識を広めたい方におすすめ。978-4062573085

川のなんでも小事典 村本善雄、栗田秀明、瀬口雄一、中川一、細田尚

本書は土木学会が発行したものであるが、専門知識がなくても読みやすい一般向けの内容になっている。純粋に土木技術面をみれば、時代とともに少しずつではあるが、自然に対するダメージを少なくする技術が発達している。978-4062572040

川の健康診断 清冽な流れを求めて 森下郁子

陸水生態学者が執筆した書籍。日本の川を清冽な流れに戻すために、汚染の実態を「川の汚染地図」をつくることで明らかにし、生物学的判定を行い、そして「川の健康診断」を行った上で「清冽な流れ」のための指針を示す。4-14-001290-0

未来の川のほとりにて 吉野川シンポジウム実行委員会

四国吉野川に建設計画の河口堰に関するシンポジウムから、著名人の講演を採録。吉野川を河口堰建設問題から救い、未来に美しい川の残すことを目標とした市民運動。環境保護を必死で訴える人々の叫びに耳を傾けて欲しい。978-4635310031

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