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初代「地鶏カー」車内探訪
~特集~ これが地鶏流車内装備だ!!

 会うたびに進化し続ける地鶏オヤジさんの車内装備。今回は最新装備の数々を徹底解剖してみましょう。決して高価なものはありませんが、本人の努力と工夫、そして鯉釣りにかける情熱のみで、ここまでやるか~ぁ(^_^; と感心してしまうこと間違いなしです。はじまり、はじまり~ぃ(写真:地鶏オヤジ/文:miO)
 

 

 まず目に付くのが、でーんと居座っているパイプベッドです。これはある日のこと、地鶏家の粗大ゴミになってしまったベッドを主である地鶏オヤジさんがウンショ、ウンショ…と引きずってここまで運んだきたものです。このベッドが置かれるまでは、シュラフに包まって車内の床に直に寝ていましたが、現在は格段に暖かく、しかも寝心地が良くなりました。地鶏さんと二人で釣行したときは、このベッドをソファー代わりに座って食事やテレビを楽しませてもらいます。
 
 ベッドの下は貴重な収納スペースです。ここには可能な限り衣装ケースを並べ、それぞれのケース毎に着替え、食器類、釣り用品などと使い分けています。このケースのおかげでご覧の通り車内が驚くほどスッキリと整理され、ベッドがあるにもかかわらず車内がとても広く感じられます。
 
 ベッドの上方にはテレビデオと扇風機が配置されています。こうした家電品が使えるのも、後で紹介するバッテリーとインバータがあるためです。ちょっとしたアイデアとしては、扇風機の横の壁につけられたリモコン。リモコンの背面と壁にマジックテープを付けて、「あれ~っ、リモコンどこいった~?」なんてことがない様にしています。家電品を持ちこめば持ちこむほどリモコンも増えますから、これは便利です。
 
 写真向かって左の壁には折畳みイスやテーブルがたてかれられ、ベルトで固定されています。さらにその上には、小物が何でも放り込めるようにカゴが何個か掛けられています。この車は窓の内側にバーが付いていますのでこれを利用して掛けています。
 
 床下には収納スペースがあり、ロッドとピトンを中央よりの大きなスペースに入れています。特にピトンは地鶏オリジナルの分解可能なもので、写真の通り浅い引出しの中にきれいに固定されています。ピトンは結構重さがありますが、丈夫なレールを使った引出しですので安心して使用できます。また車の走行中にピトン同士がぶつかってガチャガチャ音が鳴らないようにレイアウトされています。
 

 
 ベッドと運転席の間のスペースを車左横から見た写真を下に示します。先に説明したテレビデオの下には、テレビ台兼食料収納の3段ケースがあります。その左隣にはアングルで組んだ白いレンジ台の上に電子レンジが置いてあります。その下には写真では少し見えにくいのですがインバータが取り付けられています。これはバッテリーを使って100V家電品を使うために取り付けられているものです。
 

 

 
 下の写真の中の黒いのがインバータで、天井板にぶら下げるように取り付けられています。インバータは1000Wでこの位の能力がないと電子レンジは作動しません。
 

 
 バッテリーはデルコボイジャーを2台、木箱に入れて使っています。下の写真は木製箱のフタを開けた状態です。走行充電されるようにしていて、電子レンジ、テレビデオその他さまざまな家電品をまかなってます。写真にはありませんが、電圧計も搭載しています。
 

  
 電子レンジは釣り場での食生活を大幅に改善してくれます。特に冷蔵庫とセットで搭載してあるため、まるで自宅にいるかのようなメニューで釣りを楽しむ事が可能です。地鶏オヤジさんはいつも九州宮崎から独自ルートで取り寄せた地鶏をチンしてご馳走してくれます。これが絶品! もともとY岸というハンドルネームから地鶏オヤジになった理由がこれです。
 
 話しがそれてしまいましたが、冷蔵庫は電源とガス両方に対応した物で、釣り場では当然ガスを使います。上の写真は冷蔵庫の背面です。ガスを使用していますので、取り扱いには十分注意しています。
 

 
 さまざまな電気製品のスイッチを1ヶ所で管理できるように右上の写真に示すような配電パネルを作成しました。スイッチが6個ついていますが、ヒットセンサー・パトライト・電圧計・音センサー・ストロボ・アクセサリーを集中管理できます。
 

 
 ちなみに音センサーとは、車載用受信機の音をキャッチして写真右のパトライトを起動させたり、あるいは、一番最初の写真にあるストロボの点滅を起動させたりして、光でアタリを知らせるシステムです。これがあると、受信機を持たないで車外に出てしまっても、かなり遠くからでもアタリを知る事ができますし、夜中に熟睡していてもヒットすると絶対に目がさめます。さらに音センサーと出入り口のドアのライトとも連動させていて、アタリがあると就寝中の暗い室内に照明が自動的について出入り口を照らしてくれます。これが最も気に入っています。これもすべて自作のシステムです。
 
 さてご紹介してきました車内装備の数々、いかがでしたか?なるべく市販の完成品を買わずに、自分で作ってしまうところに地鶏オヤジさんのこだわりがあります。地鶏オヤジさんっていたい何者なんでしょうね (^-^) 

(終)
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