さぁ、いよいよ国産リールシリーズに突入です。やはり、「機械モノは日本製でしょう!アブがなんぼのもんかわかりまヘンが、国産が良いちゃいまっか!」てな声も聞こえそうです。多分、そうなんでしょうね、日本のメーカーのモノがいいんじゃないかと思います。
シマノ製:カルカッタ700
初めての日本製の両軸リールです。鯉釣りリール=アブみたいな図式があったので結構勇気が要りましたです。これにしようって決めた理由は10号が200m以上巻けるレベルワインダー付のリールが他に無かったという消極的な理由でした。まだ、レベルワインダー付きじゃないと不安があってその頃は使えなかったんですね。あの有名なワンハンドレッドクラブ・片山氏のHPのタックル説明にも後押しされましたです。初めて使ったときの感想…「エッ?なにこれ!スゲーいいじゃん!!」投入時のスプールの回転も巻き上げ時の感触もドラグの聞き具合も申し訳ありませんがアブ社さんの製品とは比べ物になりませんです。やはり国産はいいです!!(国産ですよね?海外で組み立てているのかなぁ・・・そうだったらゴメンナサイ!国産メーカー製品ということで勘弁してください)
これも値引きが少ない機種でしたが、バーゲンで定価の約4割引で手に入れました。このリールの表示されている糸巻き量は10号220mだと思いますが、実際はもっと巻けそうです。私は例によって200mしか巻きませんでしたが、かなり余裕がある感じがしました。ただ、ギア比はそんなに高くなく結構かったるいです。私に言わせていただけるなら、ちょっと問題があるのはそこだけです。パワーは表示されている釣力は低めですが問題ないです。私、このリールでメーターゲットしました。関西の鯉師は結構使っていらっしゃる方が多くメジャーな機種ですが、関東の鯉師にははっきり言って不人気機種です。こんなに良い機種なのにほとんど使っているのを見ません。好みもあるでしょうが、レベルワインダー付きの機種をお考えならこれをお勧めします。いいですよ~。万が一壊れても国産メーカーなら対応もしっかりしていますしね。
シマノ製:海魂3000T
ジャジャジャ~ン!買っちゃいましたよ、海魂3000T、ほんまかいなって感じ、一台税込み3万うん千円×3台、10万円を超える出費です。(私は最近何時も綾瀬にあるつり▲さんで釣具を購入しますが、勉強していただけるので感謝しております。これからもよろしくお願いします。笑)使い込んだアブ7500C3を6台処分して買いました。下取り分を除いてもウン万円の出費、何考えてるの?ってな感じです。これを選んだ理由?シマノさんのだから・・・笑。それも本当ですが、カウンター付のリールが欲しかったからです。
今までは明確な目印があるポイントは良かったのですが、それ以外はなんとなくあの辺にと投入していたし、ダンゴをバラけ無い様に握って底をズリズリなんて手段を知りませんでしたので、極端な話投げたら投げっぱなしでした。霞でリールが巻けなかった大物をヒットさせた時、杭周り攻めていたんですよ。3日間いましたので、ずーっと同じところに餌を投入していました。そのヒットした竿は当たり竿で6本出していたのにもかかわらず、その竿のみ当たりが続くというような状況でした。その後荒川でも同じような事がありました。それは、同じところに餌が投入されたからではなく、杭という障害物があったからだと思いますが、それでもできれば同じポイントに投入したいと思ったのがカウンター付きのリールが欲しいと思った理由です。
当時、カウンター付きのリールで鯉釣りに使えそうなものはこの海魂と同じくシマノさんのタナトル、ダイワさんの石鯛用シーラインZ・Xの2種類でした。ダイワさんのカウンタートラブルの話をちらほら聞いていたので、シマノさんのにしようとは思っていましし、2種類しかないとつい高いほうに目が行って・・・海塊にしました。後々タナトルも使うことになるんですが、スプールの回転のスムーズさは比べ物になりません。カウンターのプラスチックカバーが朝露などで曇ってしまうのには笑ってしまいます。(あれだけの値段取るんですから、シマノさんお願いしますよ!)また、それが外れてしまうことがよくあるようですが、私は今のところ大丈夫です。
さて、糸巻き量は10号が250m、フルで300mいけるかな?例によって私は10号200mで使っています。最近は600m巻きのラインが各メーカーから発売されています。私はケチですから出来るだけ安く済ませる為、最近では200m以上ラインを巻くことはありません(笑)。
このリールのハンドルはいいですよ、最近はやりのカウンターバランスではありませんが、グリップの形状も良い感じです。
何もそこまで高いもの使わなくても・・・と正直自分でも思っていますが、余裕がありましたら是非使ってみてくださいね。数年後の私の中古を狙うってのも手かも!!予約受付中(大笑)!?
シマノ製:タナトル3000T
海魂があまりに高く、竿の数だけリールを揃える事が出来ないので、残りをタナトルにした。海魂と使用方法が変わるわけでは無いので特に気を使わずに使用できた。海魂と比べると糸巻き音と投入時のカウンター音が大きいが、バスのように投入・リーリングを繰り返す訳ではないので問題無いと思う。カタログスペックでは糸巻き量が若干違う表示になっているが、体感的には変わらない。ボディがカーボン製のため、モノによっては仕上げが良くないものもあるようだ。また、製造年度によって違うパーツを使っているという話もあり(真偽の程はわかりません)、当たり外れがあるようです。ただし、鯉釣りは淡水使用なので、あまり気を使わなくても良いようです。
近年爆釣している霞・北浦でのタニシ鯉釣りにおいては、ポイントがダンゴ時に比べかなり手前になりました。当然、竿は複数だすわけですから、できるだけ正確にエサ打ちをしたいものです。カウンターはその補助装置として優れていると思いますから、比較的安価であるこの機種をまず使ってみたらいかがでしょう。もちろん、すぐに壊れる事はないので大切に、必要なメンテナンスをすれば長く使えます。