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2023年5月4日〜6日 霞ヶ浦単独釣行 miO

 
5月4日から霞ヶ浦で竿を出すことにした。ここ数年は春の霞ヶ浦であまりいい思いをした記憶がない。しかし、そんなはずはないと思い直す。さて、それが凶と出るか吉と出るか。
 
当日の朝から釣行準備をはじめたため、現地に到着したのはお昼過ぎ。竿の配置を決め、スポッドを使って投餌エリアに集中的にフィーディングをする。仕掛けは原点回帰の名古屋天秤に一本鉤。気分転換である。周囲にぶっ込み釣りをしている釣り人はひとりもいない。
 
初日の天候は良好、終日南寄りの風が吹いた。魚の気配は全くないまま翌日の朝を迎え、早い時刻に餌のチェック。すべて問題なし。昨シーズンまでカラミ防止とフィーディングのためにPVAを使っていたが、今回は名古屋天秤のためPVAなしでとても楽に餌の打ち直しができる。オールドスタイルも悪くはないな。
 
朝のゴールデンタイムを過ぎてもセンサーが入ることはなく、「午後に期待かな?」と思いながら周囲の写真などを撮って過ごしていると、10時半についにセンサーON!!しかもリールのクリックが力強く鳴っている。子鯉ほどよく走るため、過度な期待は抑えつつ大きく合わせると、久々に感じる重さ。程なくして激しく頭を振る振動が伝わってくる。「アオだ!!」数年前に購入した新鋭振出石鯛に、やっと良型が来たか!? タメが大きいこの竿は激しい首振りも難なく吸収し、安定したラインテンションを維持してくれる。終始吹いている風が糸鳴りを奏でてくれる。快感と緊張のひととき。
 
なかなか浮いてこない獲物を無理をせずに時間をかけて浮かせた。背鰭が見えた瞬間、アオウオを確信する。岸から遠いうちはそれほど大きくは見えなかったが、手前に寄せるほどに目測はアップしていく。それでも140位か?
 
久々に単独でタモ入れをするため、緊張感が走る。逸る心を落ち着かせ、何度も突っ込むアオウオを留めては空気を吸わせ、次第に水面に魚体を横たわらせてタモ入れ。ミッションコンプリート!!
 
後ろに竿を置き、タモ枠に手をかける。無理だと分かっていながら一応水から上げてみる。全く上がる気がしない。誰かこのやりとりを見学していないか土手を見回しても、誰もいない。「困ったな・・・」と思っていると救世主が現れる。遠くで釣りをしていたファミリー4人のうちひとりがこっちに向かって歩いてくれていた。「この方に助けていただこう」と片手を上げて合図すると、急いで駆け出してくれた。他の3人もダッシュ。
 
後で伺ったところ、私のやりとりは見ていたが、勝手に近づくのは悪いと思って遠慮していたとのこと。私の合図で駆けつけてくださったので、本当に有り難かった。
 

 
3人で水揚げ決行。無事にマットまで移動した。このとき、「これ、今まで上げた中でも結構上位かも!?」と改めて感じる。マットの目盛りでは当然足りないため、メジャーで測量。結果は152cm。今まで一人で水揚げできたのは140cmまで。これではひとりで上がるわけがない。
 

 
ありがたいことに、駆けつけてくださったファミリーが「初めて見た!!」「海の魚並み」「怪魚ハンターみたい」と盛り上がってくださり、水をかけて魚体のゴミを流したり、写真の撮影、そして最後のリリースまで面倒をみてくださった。ひどいヌメリにもかかわらず、嫌な顔もせずに手伝ってくださり、正に神対応!
 
このファミリーは埼玉の方で、双子のお父様とその息子さんの4人グループ。リリースの後、まもなくご帰宅ということで、お願いして写真を撮らせていただいた。皆さん、とってもいい笑顔。
 

 
その後、全く当たりがなく、3日目の最終日。夜中から強い風が吹き、やむを得ず早朝から撤収。最初で最後の当たりがアオウオの良型。夢の大台には遠く及ばないが、大型連休の一発大物狙い。ギャンブルを大いに楽しむことができた。満足!!
 

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