釣りをするうえで重要な道具のひとつがタモ網です。特に、大物を確実に取り込むためには、丈夫で適切なサイズのタモ網が欠かせません。今回は、miOさんの直径1mのアオウオ用タモ枠に合わせてタモ網を製作することになりました。その製作過程を記録しながら、どのように編んでいくのかを紹介していきます。
素材の準備
まず初めに必要な素材を揃えました。糸の色にはブルー系のカモフラージュを選択し、網の本体はPE16号を使用。編み始めの底部(ヘソの輪の芯)と、網の枠に取り付ける最終段は強度を増すためにPE20号を使います。
タモ網の設計
タモ網のサイズは、
- 一周154目
- 深さ137cm
- 網目の大きさは25mm
- 55段編む予定
編み始めは30目からスタートし、10目ずつ増やしながら14段目で154目に到達する設計です。その後、154目のまま41段編み進めることで、円筒型の網を形成していきます。市販の三角形の網に比べると、円筒形に近い形状となる見込みです。
製作の進行状況
製作は少しずつ進められており、まず最初の工程としてヘソ部分が作られました。ヘソの輪にはPE20号の糸を使用し、そこからPE16号を使って目を増やしながら154目に到達するまで編み進める計画です。
編み方の技法
今回のタモ網には、「蛙股二重編み」(かえるまたにじゅうあみ)という編み方を採用します。基本となる「蛙股編み」は、網目を一度掬って編む技法ですが、今回は強度を増すために、もう一度掬って二重に編み込んでいます。具体的には、最初に網目の外側を一回掬い、次に網目の中を掬いながら編み進めます。文章での説明は難しいですが、この手法により網全体の強度が向上します。(後日改めてご紹介します)
調整と仕上げ
深さについては、網を枠に取り付ける際に調整が可能なため、使用環境に応じた微調整ができます。私は、霞ヶ浦で自身が使用しているタモ網を参考に、実用性の高い仕上がりを目指しています。
今後の進行
タモ網の製作は、私の空き時間を活用して進められるため、完成時期は未定ですが、作業の進捗は写真とともに記録されています。miOさんも完成を楽しみにしており、ゆっくりとしたペースでの製作を快諾してくれました。
タモ網の完成が楽しみです!