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新鋭振出石鯛

水郷デビュー

初版 2020.10.18

いよいよ新鋭が水郷デビューとなりました。比較のため、小笠原も同行させます。
 

 
まずはピトンを立て、竿を一本ずつセット。先に小笠原を伸ばして感覚をリセットし、続いて新鋭を伸ばして錘を下げます。そして持ち上げた瞬間――。…ザワッと体が反応しました。
 
今まで味わったことのない、上品なしなやかさ。神経が通っていない柔らかさではなく、穂先まで芯が通ったしなやかさです。前回までのフィッシング・ラボでの解析からある程度予想していましたが、実際に手に取ると異次元の感触でした。
 

底探りでわかる感度の違い

この釣り場は、沖から手前までゴツゴツとした地形が続く一級ポイント。
小笠原は、そのゴツゴツ感が手元までダイレクトに響きます。一方、新鋭はまるで高級車が路面の振動を吸収するかのように、コツコツとしたやわらかな振動となって伝わってきます。硬さではなく、あくまで上質ななめらかさです。
 

キャスティングの挙動

PVAバッグに餌を目いっぱい詰め込み、いざキャスト。
小笠原は竿の剛性を生かしてビューン!と振り抜く感覚。
一方、新鋭は振り始めにわずかなディレイがあり、その直後に竿全体が反力を発揮してキュイ〜ン!と加速します。ディレイがあるぶん、力を入れすぎると反力が強くなり、PVAバッグを引きちぎってしまうほど。実際、二投目でやってしまいました💦。
 

ガイドの違いと今後の課題

キャスティングの際、ガイドの違いも意識しましたが、今回はあまり遠くないポイントへの投入だったため、ラインの放出や飛距離の差は感じられませんでした。この大型ガイドが真価を発揮する場面に出会ったら、改めてレポートします。
 

外観の印象

 

 
ピトンに掛けた竿を改めて眺めると、新鋭の塗装が光ります。横から見ると紫のラメ、正面に立つと青みがかって見える――どうやら強い太陽光の角度によって色合いが変化するようです。
この技巧は、ダイコー時代から受け継がれてきた“御家芸”とも言える仕上げでしょう。
 

釣果と次の機会

残念ながら、デビュー戦で釣果は得られませんでした。実釣での手応えは、良型を掛けたときの感触をお伝えすることにします。
 

新鋭の竿袋と収納事情

 

 
最後に、新鋭の竿袋について触れておきます。
写真は左からストレートロッドケース、タモの柄、小笠原2本、新鋭3本。
小笠原は自分で購入したニット製の袋を使用しています。新鋭はガイドが大きいため、純正の竿袋を使ったほうが保護しやすいでしょう。ただし、写真でもわかるように幅が広めで、厚さは一本分でも、小笠原よりかなりスペースを取ります。
 
今回はロッドケースに竿5本を収納し、タモの柄は外側ポケットへ。
これを機に、もう少し余裕のあるロッドケースを探そうと考えていますが、ストレート型は種類が少なく、しかも今使っているケースのブランドはすでに存在しません。しばらく時間をかけて探すつもりです。