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釣りの研究室
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レベルワインドの組立

初版 2019.1.20

洗浄

レベルワインドまわりの部品構成は、以下のとおりです。
① ウォームシャフト(Worm Shaft)
② ラインガイドチューブ(Line Guid Tube)
③ ラインキャリッジ(Line Carriage)
④ パイロットガイド(Pilot Guide)
⑤ ラインキャリッジナット(Line Carriage Nut)
⑥ ロッキングワッシャ(Locking Washer)
 

レベルワインドのパーツ

 
まずは、メインフレームの洗浄から始めます。スプールの回転により、ラインに付着した汚れがフレーム内側にこびり付いていることが多いため、クリーナーをしっかり吹きかけ、ブラシで丁寧にこすり落とします。

写真では確認できませんが、③ラインキャリッジ先端のU字部分を案内する溝の中も、忘れずにブラッシングしておきましょう。細部の汚れが残っていると、後の動作に影響します。
 
つづいて、レベルワインド各パーツの洗浄に移ります。
①ウォームシャフトは、クリーナーを吹きかけた後、ギヤ部やカム溝の奥まで入念にブラシを当てます。

②〜⑤の各部品は、ブラシと綿棒を使ってすみずみまで汚れを落とします。特に③ラインキャリッジのU字内側や穴の中は、綿棒で優しくこすりながら、ラインに触れる面を清潔に保ちます。

最後に、⑥ロッキングワッシャもブラッシングして洗浄完了です。全体をティッシュで拭き取り、細かい箇所は綿棒の細い先端で仕上げます。しっかり乾燥させる時間も確保しましょう。
 

潤滑と組立

乾燥を確認したら、グリスアップと組立作業に入ります。
綿棒に適量のグリスを取り、①ウォームシャフト全体にまんべんなく塗布します。ギヤの歯の谷間、カム溝、ギヤと反対側の先端まで、丁寧に塗り広げますが、盛り上がるほどの量は避けてください。過剰なグリスは、かえって動作の妨げになります。
 
次に、②ラインガイドチューブに①ウォームシャフトを差し込み、そのままメインフレーム片側の穴に挿入します。③ラインキャリッジを通した後、反対側の穴にもしっかりはめ込みます。このとき、②の長穴が下を向くよう、取り付け方向には十分注意が必要です。
 
つづいて、⑥ロッキングワッシャでフレームに固定します。U字部の上側をピンに先にはめ込み、次に下側を押し込むと、少したわむ形で板バネとして作用し、①ウォームシャフトをしっかり押さえてくれます。
 
さらに、④パイロットガイドに綿棒でグリスを塗り、③ラインキャリッジに挿入します。その状態で⑤ラインキャリッジナットを締めて固定しますが、④の先端が①ウォームシャフトのカム溝に正しく噛み合っていることを、締める前に必ず確認してください。これがずれていると、動作に支障が出ます。
 
なお、②ラインガイドチューブと③ラインキャリッジの接合部にグリスを塗るべきかどうか悩みましたが、購入時には潤滑剤が使われていなかったことから、はあえて無潤滑のままとしております。
 

メインフレームとレベルワインド

 
以上で、レベルワインドの洗浄および組立作業は完了です。
一つひとつの工程を丁寧に進めていくことで、リール本来の滑らかな動きと耐久性を取り戻すことができます。お時間のあるときに、じっくり取り組んでみてください。