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HERO SHOT / 2nd shot 画像処理ソフトのレイヤー機能

写真の背景処理をするために必要なソフトウェアの機能はレイヤー機能です。レイヤーとはアナログ的なたとえでいうと、透明なセル画を何枚も重ねて1枚の絵を表現することです。当然背後にある絵は手前の絵のかげに隠れることになります。市販の画像処理ソフトであれば対応していますが、フリーソフトでは必ずしもそうではありません。
 
前回も申し上げた通り、フォトショップなどをすでに使っておられる方には説明は不要だと思いますので、今まで簡単な処理はしていたがこれからちょっとハイレベルな処理をやってみようという方を対象に説明します。
 
私のおすすめフリーソフトはGIMP(ギンプと読みます)です。おそらく2020年現在では最強のフリーソフトではないかと思います。入手先はネットで検索してください。今回使用しているバージョンはGIMP for Mac 2.10.10です。また、初めてお使いになる場合はGIMPの使い方を詳しく解説しているサイトがいくつもありますので、先にそちらを見ながらある程度の基礎知識を習得してここに示す手順を実践していただけるとスムーズにいくと思います。あまりにも多機能がゆえ、使いたいメニューがどこにあるかを知るのが先決です。
 
ではレイヤーの構成を先にお話しします。その後で作り方を紹介します。
 
最背面のレイヤー1はブルーのベタ塗りになっています。

レイヤー1

 
レイヤー2は「MCFJAPAN」の文字で、文字は半透明、文字以外は透明になっています。

レイヤー2

 

レイヤー3も半透明文字の「NAMITSUGI COB」となっています。文字以外は透明です。

レイヤー3

 

最前面のレイヤー4はスナップショットから切り取った被写体画像になっています。シャドウをつけていて、背景は透明になっています。

レイヤー4

 

 
 

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